学んでも学んでも足りない日々だ。
がんばった分体力がなくなる。
回復のために休んだら、学んだことがあっという間に消えていく。
どうしたものか。
時間をかけても、その分が残らないことの虚無感は大きい。
毎日酷使した声が枯れて戻らない。
自分の声じゃない声では歌う楽しみもない。
心は日陰に居て少し肌寒い、あの何とも言えない暗がりだ。
学ぶことが苦しい、と今は思っている。
自分の限界を超えているんだろうと実感しているから。
でも、終われない。
今は蛹(さなぎ)
なんの力もなくひたすら這いずり回る。
倒れても終わりじゃない。
陽の当たる場所へ。
僕は蛹(さなぎ)
いつか、自分の翅で空を飛ぶ。