保育園から本当に普通とはかけ離れた時間ばかり。
わがまま、卑怯、屁理屈、矛盾。
散々、自分が嫌な人間だと、つくづく思い知らされる人生。
だから、僕はヒーローになりたい。
僕の思う大人になりたい。
肩書きや職種、それが一般的に認められるかどうかじゃなくていい。
制服を着たら、その制服に見合った性格や考え方になる。
無作為に選ばれた人達に、看守と囚人の役を振り分けたら、看守の役を与えられた方が、威圧的で、与えられた役職を行使するようになる。
力でおさえようとする。
囚人役は、卑屈になり、暴力的になり、感情が不安定になる。
簡単に人は「自分」の考えを捨てる。
属している側の考えでしか動かなくなる。
僕はまだまだ未熟だ。
それ以前の僕はもっともっと未熟だった。
その未熟な自分の責任もとって生きてかなきゃ。
相手を責めてばかりの人間にはなりたくない。